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墨2025年5・6月号 294号
¥2,970
【雑誌】 判型:A4変型 並製 頁数:224頁 【特集】 俳句を書く 省略を極め、わずか十七音で豊かな世界を表現する俳句。 美しいことばや言い回し、素材から受けた感動を書に表現しませんか。 日本特有の美意識や自然観が凝縮された〝俳句〟の書表現を考えます。 先人たちが選んだ名句と作品、歴代俳人の書も鑑賞。 実践レッスンでは、作品展開の具体的ポイントや 表現のテクニックなどに迫ります。 墨場必携としての名句選も紹介。 機知を味わい、ユーモアを楽しむ俳句の書表現を楽しみましょう。 【企画】 令和6年・2024年度 大学卒業制作展
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墨2025年3・4月号 293号
¥2,970
【雑誌】 判型:A4変型 並製 頁数:264頁 【特集】漢字条幅を学ぼう 漢字書の作品形式のひとつ「条幅」。 清々しい紙面に、自由に、そして表情豊かに 作品を展開させたいものです。 今号は漢字条幅の表現について、いま一度学びます。 先人たちの作品のほか、活躍中の現代作家による 書き下ろし作品を通して、表現のポイントや見せ場、 紙面構成など漢字条幅作品のまとめ方を紹介。 『墨』電子版の刊行を記念する特別号として増頁でお届けします。 表現の無限の可能性を探り、引き出しを増やしましょう。 視点 学芸員の視点でみる半切という紙面 解説/鈴川宏美 レッスン 最後まで気を抜かない 漢字作品の落款 講師/西 墨濤 鑑賞 現代書家 漢字作品選 新井龍雲 生駒蘭嵩 石川青邱 今口鷺外 内山玉延 尾﨑司邑 尾西正成 小出聖州 小林逸光 小林翠径 阪野 鑑 鈴木曉昇 関口鶴情 髙見廣流 種家杉晃 種谷萬城 長澤幽篁 中村草殷 二宮奇龍 丹羽蒼處 日賀野琢 疋田惜陰 廣畑筑州 平樂大龕 松川昌弘 松村博峰 茂住菁邨 コラム 書の造形と配置をデザイン視点で考える 文/久木田ヒロノブ 【恒例企画】2025新春展 ・第69回 現代書道二十人展 ・現代の書 新春展——今いきづく墨の華—— セイコーハウス展/セントラル会場100人展 ・第41回 産経国際書展 新春展 第39回 産経国際書展代表展
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墨2025年1・2月号 292号
¥2,700
【雑誌】 判型:A4変型 並製 頁数:216頁 【特集】昭和100年記念 時代の書 1926年に改元され、日本史上最長の元号となった昭和。 2025年は昭和100年に当たります。 今号は激動の時代、昭和を振り返るとともに 昭和書道史を概観します。 昭和の書壇で活躍した作家の名品を 主要な展覧会の歴史・書道団体成立の系図など、 便利な資料とともにお届けします。 書を通じて、昭和という時代を回顧してみましょう。 インタビュー 昭和の書文化と書壇を語る 談/西嶋慎一 視点 私の見た書の昭和 「読む」から「見る」へ 書が美術へ接近した時代 談/菅原教夫 激動と秩序の共存していた昭和は身近にいつも書があった 文/比田井和子 周囲一メートルの昭和 文/桐山正寿 衝突と賛否両論が多様性を育んだ 談/松原清 鑑賞 昭和を生きた書人、書と言葉 選/井口尚樹 比田井天来 川谷尚亭 中村不折 吉田苞竹 会津八一 鈴木翠軒 高村光太郎 比田井南谷 川村驥山 津金寉仙 上田桑鳩 大澤雅休 井上有一 尾上柴舟 西川寧 辻本史邑 豊道春海 上條信山 松本芳翠 安東聖空 深山龍洞 赤羽雲庭 手島右卿 木村知石 青木香流 日比野五鳳 松井如流 森田竹華 金子鷗亭 森田子龍 村上三島 西谷卯木 殿村藍田 小坂奇石 柳田泰雲 宇野雪村 桑田笹舟 今井凌雪 青山杉雨 河井荃廬 石井雙石 中村蘭台二世 山田正平 コラム 昭和の書家のしごと 固形墨の題字 コラム 昭和の書家のしごと 筆墨店の看板文字 資料室 近現代書の人脈 資料室 近現代書 団体の成立と変遷 資料室 墨展覧会リバイバル 第36回毎日書道展/第1回読売書法展/ 第1回サンケイ国際書展 【企画】第11回 日展 第5科・書
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墨2024年11・12月号 291号
¥2,700
【雑誌】 判型:A4変型 並製 頁数:192頁 【特集】日常の楷行書を考える 書を学ぶ者であれば、日常の文字は美しく書きたいもの。 毛筆の鍛錬は欠かさないけれども、 ちょっとしたメモ書きで硬筆を執った際にうまく書けない。 そんな経験はありませんか? 今号は年賀状シーズンに合わせて 日常の文章を美しく書くコツをご紹介します。 小さな楷行書の世界から、硬筆、毛筆を含めて 美しい文字を目指しましょう。 基礎知識 〝読みやすさ〟と〝書きやすさ〟の原点 漢字の発生と楷書・行書の誕生 解説/中村信宏 鑑賞 書くための目習い 小さな楷書・行書の名品選 選/中村信宏 レッスン 実践 毛筆小字楷書・行書入門 小字の美を見直そう 講師/赤平泰処 レッスン 実践 硬筆書道 美しい書き文字 講師/鈴木啓水 資料室 ふだん使いの筆ペンと万年筆を深掘る 呉竹/パイロットコーポレーション/ぺんてる 【恒例企画】巳年生まれの書家の年賀状
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墨2024年9・10月号 290号
¥2,700
【雑誌】 判型:A4変型 並製 頁数:208頁 かな条幅を学ぼう 平安時代に完成し、巻子や冊子などに 小さな文字で書かれてきた「かな」。 その後、展覧会の興隆とともに壁面に映える表現として 昭和三十年前後に生まれたのが「大字かな」です。 細字から大字への展開で、 細字では気付けなかった自分の弱点が見えてきたり、 構成や運筆の難しさに気付いたり。 大字かなならではの魅力をはじめ、用筆や展開方法、 大字ならではの表現のポイントなどをご紹介。 現代書家による鑑賞もお楽しみください。 ★★レッスン 古筆から展開する かな条幅作品の制作 講師/中室舟水 ★コラム 大字かなの誕生と変遷 高橋利郎 ★対談 実作者が語り合う 大字かなの今昔、そして明日 倉橋奇艸×齊藤紫香 鑑賞 現代書家大字かな作品選 ★池野直美 井田智佐子 奥 宣憲 川合広太郎 河合鷹山 金野美和子 杉山玉秀 瀨川賢一 鷹野理芳 谷 蒼涯 谷口成孝 野瀬真理 原田弘琴 福井淳哉 湯川三壽 湯澤 聰
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『墨』年間購読 (1年間/6冊)
¥17,820
☆17,820円(税込・送料サービス) ☆『墨』年間購読【年6冊・奇数月1日発行】 ☆購読期間必須 ⇒ 年 月号から 年間 ※画像は283-288号の例です
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墨2024年7・8月号 289号
¥2,700
【雑誌】 判型:A4変型 並製 頁数:192頁 もっと知りたい 書道具のあれこれ 道具の良し悪しは 作品づくりに大きく影響を与えます。 のぞむ表現を叶えるために、 使いやすい道具を見つけたいもの。 筆墨硯紙の職人の伝統技のほか、 筆墨店が教える使いやすい道具の選び方、 書家による道具の使いこなし方など、 それぞれの視点で書道具について考えます。 道具の特徴や強みを知り、 選ぶポイントをマスターしましょう。 ★座談会 筆墨硯紙の職人が語る 文房四宝を取巻く日本の現状 畑 幸壯/長野 睦/日枝陽一/片岡あかり ★鑑賞1 現代書家作品選 竹田晃堂/山中翠谷/吉澤鐵之/渡邉 麗 ★産地ルポ1 土佐和紙 尾崎製紙所 基礎知識 道具選びの前に知っておきたい文房四宝 基礎の基礎 産地ルポ2 川尻筆 文進堂 畑製筆所 鑑賞2 墨の美 先人の書 手島右卿/松井如流/深山龍洞 ★コラム1 唐筆随想 談/松村博峰 通信 紙で広げる表現の幅 〜銀座和紙プロジェクトより 文/日野楠雄 ★研究レポート 使いやすい硯とは 文/汪 洋 コラム2 台湾の書道具事情 談/蔡孟宸 連載 ・館蔵の名品 きび美ミュージアム 良寛 草書七言十句 解説/魚住和晃 ・臨書講座 かな 友則集(西本願寺本三十六人家) 指導/佐伯方舟 ・水暈墨章—深淵なる世界— 榊 莫山 ・古典臨書講座 漢字 空海「灌頂歴名」 指導/山中翠谷 ・天真を養う 文/玄侑宗久 ・墨アーカイヴ 村上三島 ・時評 揮灑 文/亀井一攻 ※「中国当代書家二十人」は休載とさせていただきます。 トピックス レポート ★・星弘道・蘇士樹 日中トップ二人展 文/郭同慶 読者参加企画 ・半紙作品募集 審査/佐伯方舟・山中翠谷 ・288号作品募集結果発表 審査/山中翠谷・佐伯方舟 展覧会 [プレビュー] ・石川九楊大全【状況篇】言葉は雨のように降りそそいだ [話題の展覧会] ・叶 春華書画展 ・春季展 新展示棟完成記念 澄懐堂美術館名品展 ・加藤子華書展 ・第 77 回 全国書道展 ・遠藤彊篆刻展 篆刻東西交流展 ・第 78 回 日本書芸院展 ・髙木聖雨書展 ・大楽華雪遺墨展 ・田中徹夫書作展 [話題の書道展より] ・第 73 回 日本書道院展 ・第 46 回 青潮書道会全国展 ・第 84 回 千草会書展 ・第 54 回 臨池会書展 ・第 44 回 翠心選抜展 ・第 48 回 一楽書芸院展 ・第 48 回 書道 笹波会展 ・第 53 回 日書学同人展 墨らんだむ ・書道通信 ・展覧会ルポ ・展覧会アラカルト ・7・8月の展覧会スケジュール ・読者の広場 ・愛読者プレゼント ・新刊ぴっくあっぷ ・バックナンバー一覧 ・常設書店リスト ・次号予告・編集後記
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墨2024年5・6月号 288号
¥2,700
特集 篆刻のいろは 篆書を印材に刻す営み「篆刻」。 書を学んでいたとしても、印を刻むとなると なかなか難易度が高く感じられます。 しかし、自分の書に自刻印で押印できたら 嬉しさもひとしおのはず。 今特集は現役作家の技術を動画も交えて わかりやすくお伝えします。 また、現役作家の篆刻印を通じて、 篆刻のいろはが学べる 初心者におすすめの企画です。 たまには毛筆を鉄筆に持ち替えて、 自分だけの印を仕上げてみませんか。 名品鑑賞 中国篆刻の名品八選 解説/川内佑毅 学習 篆刻の歴史 中国編/日本編 解説/川内佑毅 視点 近現代日本篆刻における革新 解説/川内佑毅 コラム 悠悠自在に刻る 瀬川敦子篆刻の世界 鑑賞 現代作家による刻リ下ろし企画 井谷五雲/関 青飛/田邊栖鳳/柳澤玉暎/和中簡堂 SNS連動企画 第3弾 あなたの自刻印見せてください! ★レッスン 10工程で楽しく学ぶ 篆刻入門講座 —道具選びから側款の刻し方まで— 講師/松尾碩甫 ★インタビュー 獨行道 原田歴鄭 ★知識 二世中村蘭臺の篆刻 文/松尾碩甫 対談 日本と台湾、篆刻や書の違いを“深刻る” 蔡 孟晨×松尾碩甫
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墨2024年3・4月号 287号
¥2,700
特集 心を打つ書 なぜか心を揺さぶられる書があります。 なぜか目をそらすことのできない書があります。 迫力のある「動」の書だけでなく、 静謐で落ち着いた「静」の書にも 人を惹き付ける魅力があるものがあります。 書法や技巧にとらわれず、 まっすぐに語りかけてくる作品の魅力と その奥にある何かを探ります。 鑑賞 遺偈と墨蹟 選/萱のり子 ★知識 成田山書道美術館 学芸員選 心を打たれた館蔵品 クローズアップ なぜ心打つのか 三輪田米山の書 ★対談 尾西正成×髙橋利郎 何が心を惹きつけるのか 視点 書家の視点で味わう墨蹟 選・文/尾西正成 インタビュー 個性の凸凹を削らずに磨いて輝かせる 西里俊文 ★レポート この道より我を生かす道なしこの道を歩く 企画展「書が映す武者小路実篤」
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墨2024年1・2月号 286号
¥2,700
特集 かなのチョイスと表現 日本独自の美しい文字として発展してきたひらがな。 そして、かな書道を学ぶうえで 避けては通れない変体仮名の学習。 学校で習ったひらがなであっても、 作品に仕上げるのは難しいのに、 さらに覚えなくてはならないのは大変です。 本特集ではかなの作品を通じて、 日本特有の文字「かな」の表現を考えます。 今一度、変体仮名の使い分けや そこから生まれる効果の違いを考えてみませんか。 ★鑑賞 変体がなの表現からみる香邨作品 選・解説/原 奈緒美 ★鑑賞 現代書家による書き下ろし作品 石澤桐雨・土岐姸子・馬場紀行・渡邉之響 ★レッスン かなと「変体がな」を使い分けよう 講師/原 奈緒美 コラム SNSで発信! かな書道の魅力と変体がなのおもしろさ ★鑑賞・学習 古筆で学ぶ変体仮名 選・解説/中室舟水 ★対談 かな作品 制作の裏側―変体仮名の可能性― 岩井秀樹×財前 謙 コラム スマホで古文書を読もう! くずし字解読アプリ「古文書カメラ®」
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墨2023年11・12月号 285号
¥2,700
今年も終盤。 去る一年を振り返り、来る一年に祈りを込めて、 手紙で思いを伝えたい。そんな季節でもあります。 手紙を書くということは、 自分の気持ちを文字にすると同時に、 受け取った相手の気持ちにも寄り添う、 そんな行為なのだと思います。 敬意、お礼やお祝いの気持ち、 お願い事や叱咤激励、ユーモア。 折々の手紙には、 そんな気持ちとともにその人の素顔や 以外な一面が垣間見られます。 本特集では、手紙が運ぶ思いと そこから生まれる コミュニケーションをご紹介。 「卒意の書」ともいわれる 手紙をめぐる世界へとご案内します。 歴史上の手紙たち 文/住川英明★ 「てがみ」って何? 文/岩下哲典 幕末の日本人と手紙 文/岩下哲典 近代画家たちの手蹟 文/住川英明 コラム 手紙の効用 文/井原奈津子★ 手紙は気持ちのキャッチボール★ 小堀遠州の酒井忠勝宛書状 森岡 隆
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墨2023年9・10月号 284号
¥2,700
特集 スッキリ解決! 書の疑問 書道をつづけるうちに自然と生まれる素朴な疑問。 臨書や書作、道具のこと、 さらに師匠や教室、展覧会のこと……など 今さら聞けないけれど知りたいことに、 Q&A方式で、各分野の専門家たちがズバリ! ていねいにお答えします。 書へのさまざまな疑問をスッキリ解決しましょう。
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墨2023年7・8月号 283号
¥2,700
【特集 わたしの好きな名句・名文】 最近、心動いた言葉はありますか? 自分の心を代弁してくれるような 名句・名文との出合いが、創作への扉を開いてくれます。 和歌や短歌、漢詩、文学作品などから 好きな言葉を選び、自分らしく表現しませんか。 現代若手作家41名による作品を通して 名句・名文の書への展開を紹介します。 選んだ名句・名文を書く ・かな編 奥江晴紀 川合広太郎 坂井孝次 棧敷東煌 瀨川賢一 谷口成孝 西田 健 野瀬真理 野村 崇 原田弘琴 渡邉之響 渡辺貴彦 ・漢字編 新井龍雲 池谷天外 石川青邱 大田鵬雨 尾西正成 鹿倉碩齋 草津祐介 阪野 鑑 佐川峰章 櫻本太志 佐藤義之 角田大壤 西村大輔 長谷川香濤 深田邦明 細川太翠 松岡碧惺 水川芳竹 吉澤衡石 吉澤太雅 ・水墨画編 伊藤 昌 新恵美佐子 ・漢字かな交じり書編 大八木耕一 金子大蔵 種家杉晃 千代倉桜崖 ・篆刻編 権田逸廬 辻 敬齋 山本山罍 コラム 先人の名句・名言 日本書論編 中国書論編 近代文人編 現代書の巨匠編
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墨2023年5・6月号 282号
¥2,700
【特集 書と暮らし】 今を生きる自分の心を表すぴったりの言葉は? 心躍るうたの一節は? 思いを言葉にのせて小さな作品で表現しませんか? 公募展出品に縛られない自由な書表現をご提案。 気軽に触れて、暮らしに寄り添う小品は心を豊かにします。 部屋に合うお洒落な表装もご紹介 ・エッセイ 書のある暮らし 文/名児耶 明 ・クローズアップ 遊びごころが「書」をきわめる 村上翠亭 ・ピックアップ 身近に飾りたい色紙いろいろ ・レッスン 生活を彩る小品 色紙に万葉集を書く 講師/大石三世子 ・インフォメーション 泊まってみたい! 「書」のあるホテル 等々
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墨2023年3・4月号 281号
¥2,700
特集 臨書 再発見 書の学びのはじめであり終わりでもある「臨書」。 古の書人から贈られた多くの古碑・法帖は、 私たちに技としての筆路ばかりでなく筆意、 そして書の美を教えてくれます。 名を成した書の大家も、終始、古典作品と向き合い、 臨書で得たものを創作に投影してきました。 ここでは、先人たちの臨書哲学や名臨書を通じて、 文字の形を写す作業とは違った臨書の楽しさ、 魅力を再発見してみましょう。
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墨2023年1・2月号280号
¥2,700
【特集 王羲之と蘭亭序】 書学者の永遠のバイブル──王羲之「蘭亭序」。 永和九年(353)3月3日、 会稽山陰(浙江省紹興市)の蘭亭にて 王羲之が開いた雅会で詠まれた詩集の序文の草稿です。 真跡が失われた後も、複製を通して多くの書人が臨書を試みてきました。 名筆であるだけでなく、名文でもあったからこそ 生まれた世界観や文化も見逃せません。“書聖”王羲之の人物像をはじめ、 「蘭亭序」が時代を超えて愛され続ける所以とその魅力に迫ります。
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墨2022年11・12月号279号
¥2,700
【特集 心ととのえる書】 世の中のさまざまな不安や悩みが晴れないうちに 今年も終わりが近づいてきました。 次の一年こそは心穏やかにありたい……。 そんな願いは決して現代の私達だけのものではありません。 古来、人々は神仏に願う気持ちを文字にすることで心を整え、 またそうした書を見ることで心調えられてきました。 奉納された書や写経を中心に、あらためて 心をこめて書かれた文字の力に触れてみたいと思います。 ・グラフ 平家納経/かな心経 ・エッセイ そこに自由はあるんか? 文/玄侑宗久 ・読解 意味を知ろう 唱えてみよう 般若心経 ・鑑賞 般若心経を味わう ・実習 心をととのえて 美しく書いてみよう 十句観音経 ・ミニ鑑賞 心ととのう仏教の名言 荒木大樹 ・ピックアップ 御朱印集めを楽しもう ・レポート 東大寺 昭和大納経 ・エピローグ 「今年の漢字」で振り返る
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墨2022年9・10月号278号
¥2,700
美術展ナビで紹介されました! 【BOOKS】書を楽しみたい人のための雑誌『墨』9・10月号は「書に出会える美術館」 【特集 今こそ行きたい! 書に出会える美術館】 芸術として、あるいは書道の学びの資料として、 日本各地の美術館・博物館・記念館に展示される書作品。 名作あり、隠れた逸品あり。そして収蔵品への敬慕が溢れた展示。 静かな館の佇まいの中、作品と対峙するひとときは その土地その館を訪ねてこそ味わえるものです。 情況が許すなら少し出かけてみませんか。本物の書に会いに。 ・ 美術館・博物館の基礎知識 ・掲載美術館インデックス/本特集をご利用の前に ・周囲の公園もまるごと書の迷宮 成田山書道美術館 ・日本のザ・ミュージアム 東京国立博物館 ・特別デジタル展 故宮の世界 ・学芸員の奮闘! 台東区立書道博物館/中村不折記念館(併設) ・小野道風誕生伝説の地に 春日井市道風記念館 ・エッセイ 誰もいない美術館を楽しむ 文/武田 厚 ・地元で身近に名品を 徳島県立文学書道館 ・ミュージアムグッズ探見! 文/大澤夏美 ・かわら版 再開が待たれる美術館 ・書に出会える美術館カタログ 国立博物館 書道専門の美術館 個人書家記念館 旅してみたい美術館 個人コレクション美術館
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墨2022年7・8月号 277号
¥2,700
【特集 漢詩は難しくない!?】 作品の題材として欠かすことのできない漢詩。 「そもそも漢詩って何?」「むずかしそうで苦手……」 そんな声にお応えして、基礎知識、作品を詠む・書く・味わうためのテクニック、先人の名筆などをご紹介。 漢詩がわかれば、作品表現が楽しくなります。 いま、あらためて漢詩に入門してみましょう。 ・漢詩の基礎知識 監修/石川忠久 文/香川 亨 ・鼎談 漢詩の楽しみ方 石川忠久・菅原有恒・吉澤鐵之 ・実習 パズル感覚で漢詩を作ってみよう 指導/吉澤鐵之 ・鑑賞1 筆致と詩で愉しむ中国の名筆 作品選定・解説/尾川明穂 釈文・読み下し/長谷川 智 〈現代日本編〉漢詩表現の粋 選/編集部 ・視点 日本漢文クレオール類型論 文/松宮貴之 ・コラム 漢詩の音 監修/荘 魯迅 ・制作 好きな漢詩で作品を書こう 講師/宮負丁香 ・必須 漢和辞典を引こう 監修/吉澤鐵之 ・鑑賞2 詠むことと書くこと 文/谷村雋堂 ・コラム 「からのうた」のつくりかた 文/横山悠太 ・レポート 漢詩は作れる! 実践授業より 文/佐藤海山
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墨2022年5・6月号276号
¥2,462
【特集】 書道具のいま 道具を選び使う楽しみは、書の醍醐味のひとつ。 同時に、道具についての多くの迷いや疑問にも出会います。 本特集では、書家や筆墨店、メーカーなど、書道具をよく知る人にそれぞれの立場からのご意見やアドバイスをいただきました。 商品紹介のページはありません。 書道具を取り巻く事情を知ることで、これらを選び使う楽しみと書の世界のおもしろさが 新たに感じられることでしょう。 ・奈良に息づく墨作り 古梅園/喜壽園/墨運堂 ・書と筆 道具に秘められた力 筆の歴史 文/村田隆志 筆からみる名筆 監修/村田隆志 ・先人の道具たち 日比野五鳳 青山杉雨 榎倉香邨 ・道具を味方に 筆墨店へ行こう 書家・松尾 治/上尾松島堂 ・レポート1 どこへ向かう? 液体墨のいま、未来 開明/呉竹/墨運堂 ・レポート2 現代の筆づくり 筆庵 ・レポート3 大学の教育現場から 書道具・文房四宝 文/日野楠雄 ・レポート4 老舗紙商と和紙のいま 小津和紙 ・レポート5 筆墨店&工房のウェブ展開 ・レポート6 中国産書道具の現状とは ・レポート7 筆墨店の来し方 行く末 賛交社 ・実録! 書道具ひと揃いへの道 ならや本舗 ・資料室1 全国 書道具を知るための資料館&体験スポット ・資料室2 全国 筆墨硯紙店リスト
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墨2022年3・4月号275号
¥2,462
【文字のチカラ】 特集】 人柄のにじむ手書き原稿や大切な人からの手紙、強い思いで書かれた書作品などには、人の心を動かす文字のチカラが宿ります。 生命力、癒しの力、ユーモアの心―― 手書きの文字の魅力に迫ります。 ・書家と人間力 文/笠嶋忠幸 ・鑑賞 その一 手書きに宿る息吹 選・文/天野敏規・矢野千載・尾西正成 ・対談 文字のありよう 現在と未来 笠嶋忠幸・萱 のり子 ・文字に命を 大河ドラマの書道指導 金敷駸房 ・手書きの文字からにじむもの 文/酒井順子 ・鑑賞 その二 絶筆 生きて在る、亡き人のかたち 文/萱 のり子 【特集②】 ・2022三大新春展 第66回 現代書道二十人展 ・現代の書 新春展 ―今いきづく墨の華― 和光ホール23人展/セントラル会場100人展 ・第38回 産経国際書展 新春展 第36回 産経国際書会 代表展
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墨2022年1・2月号274号
¥2,462
【特集 本阿弥光悦】 近衞信尹・松花堂昭乗と並び「寛永の三筆」と称される本阿弥光悦。 刀剣の目利き、磨き、浄拭を家業とする名家に生まれた彼が生み出した書の魅力とは……。 能書として、数寄者として、また琳派の創始者として等、独自の美意識に迫ります。 ・美しさへの眼力 文/根本 知 ・刀剣を鑑る眼と光悦の書の独自性 ・光悦の審美眼を大解剖! 「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」 解説/根本 知 ・数寄者として 書家として 文/根本 知 ・光悦の造形の源 樂直入 ・琳派とわたし 斎藤蒼青
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墨2021年11・12月号273号
¥2,462
【特集 余白を考える】 ……余白は、字を書けば自然にできますが、その余白は充実していなければなりません。 (上田桑鳩『書道鑑賞入門』〈余白〉より) 文字を書かない部分に何を表現するのか、美しい余白とは何か。 シンプルながら奥深く、書にとって永遠のテーマである「余白」についてさまざまな角度から迫ります。 ・インタビュー 「余白」と「間ま」 池田桂鳳 ・鑑賞 その一 水墨画 「墨」と「紙」が織りなす「想像力の空間」 文/島尾 新 ・鑑賞 その二 前衛書 現代書のパイオニアの余白 上田桑鳩 宇野雪村 ・先師の余白美 「余白の人」田村空谷 文/堀内 肇 ・視点 その一 美意識 散らす 寄せる そこにある 文/永原康史 ・視点 その二 甲骨文 天や神への敬意 文/張 大順
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墨2021年9・10月号272号
¥2,462
【特集 書としごと】 学校教師や書道会運営をはじめ、看板やSNSのタイトル文字、パッケージの書など、私たちの身の回りには書に関わる仕事が溢れています。 書家として生きる人、書に関わる商業デザイン、また書家を支える人たちのしごとなどに迫ります。 ・突撃! 博光書道会 ・商業デザインの先駆者 中村不折 ・コラム アート作品としての書の価値 文/武田 厚 ・作品の価値を丁寧に紹介 美の広場 ・依頼者の想いを墨で表現 書道家・西尾真紀のしごと 「書が売れる!」 書家 田村空谷の場合 ユニークなプロモーションから目が離せない 加島美術のチャレンジ 時代を超えて求められるフォントを タイプデザイナー/ 西塚涼子のしごと 相田みつをと私 相田一人 書としごとのQ&A