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芸術がいま地球にできること
¥2,750
著名文化人18人と、世界の未来の日本の役割を語り尽くす 日本画壇の巨匠でユネスコ親善大使の平山郁夫、文化財保護と世界平和をテーマに地球を東奔西走。著名文化人18人との対話からは、芸術と文化こそ、行き詰まる国際問題を打開する切り札であり、日本の国際貢献の最重要テーマだという提言がつむがれる。2007年9月に東京国立近代美術館で大規模な「平山郁夫展」が開催されたのを機に刊行。 対談者 阿川佐和子/梅原猛/江崎玲於奈/小和田恒/加藤周一/河合隼雄/ドナルド・キーン/木村尚三郎/小宮悦子/司馬遼太郎/深田祐介/三笠宮崇仁/宮崎緑/村上三島/余秋雨/渡辺淳一/王毅/王敏
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満洲国グランドホテル
¥3,850
「二キ三スケ」(東条英機、星野直樹、松岡洋右、岸信介、鮎川義介)だけで満洲は語れない 一ヒコ一サク」(甘粕正彦、河本大作)が隠然たる影響力を行使する。再チャレンジ、前歴ロンダリングも許される自由の天地。「五族協和」の理想を信じた人たちの生と死。既存の満洲国イメージをくつがえす、満洲の土を踏んだ日本人の奇妙にして、真剣なる「昭和史」物語 【主なる登場人物】 「新しき土」原節子/「殉職警官」笠智衆/「新京不倫」小暮実千代/「越境将軍」林銑十郎/「童貞将軍」植田謙吉/「満蒙放棄論者」石橋湛山/「朝日新聞の関東軍司令官」武内文彬/「満洲の印象」小林秀雄/「満洲紀行」島木健作/「満洲事変の謀略者」板垣征四郎/「満洲経営の事務総長」小磯国昭/「植民地の大番頭」駒井徳三/「関東軍と喧嘩した官史」大達茂雄/「少年大陸浪人」内村剛介/「小澤征爾の母」小澤さくら/「焦土外交」内田康哉/「阿片専売」難波経一/「獄中十八年」古海忠之 【プロフィール】 平山周吉(ひらやま・しゅうきち) 1952年東京都生まれ。雑文家。慶応大学文学部卒。雑誌、書籍の編集に携わってきた。昭和史に関する資料、回想、雑本の類を収集して雑読、積ん読している。著書に『昭和天皇「よもの海」の謎』(新潮選書)、『戦争画リターンズ藤田嗣治とアッツ島の花々』(芸術新聞社)、『江藤淳は甦える』(新潮社)。『戦争画リターンズ藤田嗣治とアッツ島の花々』で第18回雑学大賞出版社賞、『江藤淳は甦える』で第34回小林秀雄賞受賞。