どこか懐かしいのに、不安でたまらない風景。
それを思い出してもよいのだろうか。
背筋氏(『近畿地方のある場所について』著者)帯文より
写真家・toshiboが記録した、得体の知れない光景。
8月32日、33日、34日……終わらない夏休みのバグのように、
あの日、世界は静かに崩れはじめた。
▼Contents
8月32日 永遠の夏
8月33日 片道切符
8月34日 侵食する緑
8月35日 残響
8月36日 現実未満
8月37日 夏の裏側
「toshibo」という写真家が残したこの作品集は、
僕が迷いこんだ世界のバグを驚くほど正確に捉えていた。
あの日、退屈な日常から解放された僕は、
その歪みに惹きつけられるように、
ありえないはずの「明日」に足を踏み入れたのだった――
(本書プロローグより)
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